夢見がち

この記事は、「夢屋 Advent Calendar 2015」の23日目の記事です。

12/23からしばし遅れを取りましたが、今こそ巻き返しの時です。


昼食は松屋の牛めしだと決めていた私が、夢屋の昼定食を知ったのは、空の澄んだ、ある秋の日でした。その情報は、夢屋といえば、夜のおいしい定食屋だと思っていた私には衝撃的な物だったのです。

昼定食を食べに、夢屋に訪れた時の感動は、今でも忘れられません。

松屋の客といえば、3限に授業を控えているような大学生や、くたびれたスーツを着ている冴えないおっさん、そして、定職に就いているかすら定かではない男性等、お世辞にも、社会的には裕福という部類に位置しない者達ばかりです。ですが、夢屋の客は、サブカル大学生や昼休みに腹ごなしに来た会社員等、皆、精神に余裕を持つ者ばかり。松屋では会話が聞こえる事はありませんが、こちらでは談話が絶えません。

あぁ、ハイソサエティの一員になったんだ、そのような高揚感が、私の胸を駆け抜けます。ワンコイン、500円で食べた、日替わり定食の味は、松屋のような大量消費社会を感じさせない、町の定食屋の素朴な味がしました。

私は、ハイソサエティの人間ではありません。むしろ、松屋側の人間です。ですが、そんな私でも、ハイソサエティの一員になりたいと夢見る時もあります。これまでは、そんな事は叶わないと諦めていました。しかし、ここは夢屋。夢を見る場所、夢を叶えてくれる場所なのです。